虫歯のなりやすさは、歯磨きや甘いものの食べ過ぎだけではなく、虫歯の量や唾液の量、飲食の回数などによっても変わってきます。
唾液検査をすることで、本当の虫歯のリスクを発見し、虫歯予防の対策に役立ててみませんか?
今回の記事では、唾液検査について、そのメリットや分かること、検査の流れや注意事項をご紹介いたします。
当院が唾液検査をする理由
毎日歯を磨いていても、虫歯になる人とならない人がいるように、虫歯の原因の組み合わせは人それぞれです。
虫歯の原因は主に3つで、
・あなたの虫歯菌の数
・あなたの歯を守る力
・あなたの食事習慣
です。
これらを上手にコントロールすることで、虫歯を予防することができるのです。
そこで当院では、治療前に患者様の口腔内の状態を検査し、客観的な数字で把握することで、それぞれの人に合った治療方法を知ることが重要だと考えております。
唾液検査で分かること
唾液検査をすることによって、次の7項目を把握することができます。
●唾液量
●唾液緩衝能力
●LB菌
●SM菌
●食生活
●プラーク蓄積量
●フッ素使用状況
これを見れば患者様の口の中の状態がどのようになっているのかが、手に取るように分かります。
そして、これは客観的な情報として、ドクター、歯科衛生士、誰が見ても全て同じ一つの結論になるわけです。
もちろん患者様にもお伝えすることで、ご自身の口腔内の状態をきちんと理解することができるので、誰でも適切な判断、処置を施すことが可能ですし、患者様も安心して、また積極的に取り組んでくれることにつながると考えております。
唾液検査の流れ
唾液検査は簡単、短時間ででき、痛くもありません。
検査の流れは以下です。
①唾液を出すために、味のないガムを3分間噛みます。
②唾液がどのくらい出たか、量を調べます。
③歯が酸に溶けやすい状態から、通常の状態に戻す中和力を調べます。
④虫歯菌が多いか、少ないかを調べます。
当院が扱うCAT21は、短時間で簡単に行えるうえ、視覚効果があります。年齢を問わず、虫歯予防の意識付けへとつながります。
唾液検査を受ける前のご注意事項
唾液検査を受ける際には、以下の点にご注意ください。
・検査前1時間以内に飲食、喫煙、歯磨きはお控えください。
・直前に激しい運動は避けましょう。
・検査前の12時間以内にマウスウォッショ(洗口液)は使用しないようにお願いします。
・抗生物質を服用している場合は、事前にお知らせください。
唾液検査をすることで、より具体的な虫歯予防方法を考えることができます。
虫歯でお悩みの方は、唾液検査を受けていただくことをご検討いただければと思います。
東京都中央区馬喰町 田嶋歯科医院